以前『抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬について:違いと飲むタイミング』にて、抗ヒスタミン薬についてはそこそこ詳しく書いたのですが、そういえば飲んだ感想というか、飲んでどうなったかを書いていなかったので、今回は現在処方されている抗ヒスタミン薬『ザイザル』について書きたいと思います。
『ザイザル』を1回に1錠飲んだ時
最初に『ザイザル』を処方された時は 2017/8/12 でした。この時は帯状疱疹になってやばかったので(詳細は『日記12:帯状疱疹になる。。』)とりあえず近所の病院で見てもらい、帯状疱疹の薬をメインでもらいました。そしてついでに抗ヒスタミン薬について伺い『ザイザル』も処方してもらったのですが、その時は1錠2週間分(14個)を処方してもらいました。
1回に1錠飲んでみて
最初は『眠くなる』『車は絶対運転しちゃいけない!』と念を押されていたため、少々慎重に、色々と気にしながら飲んでいたのですが、全く眠くもならず余裕でした。朝も普通に起きれる。効いてるのか効いてないのかは、、、正直わかりませんでした。
きちんと毎晩飲んでいたので2週間でなくなり、今以前のブログを見返してみると、その『ザイザル』がなくなる前後から肌の状態が悪化したので、なくなってそのまま飲まなくなってしまったようです。
『ザイザル』を1回に2錠飲んだ時
そんなわけで久しぶりに先日藤澤皮膚科に行き(詳細は『日記16:『ホルミシス温浴』&『酵素風呂(2回目)』&『藤沢皮膚科』へ 快方中?』)、今度も『ザイザル』を処方していただいたのですが、今度は2錠30日分(60個)と、前回の4倍分処方していただくことになりました。
1回に2錠飲んでみて
前回1回に1錠飲み続けてて、これといって効いたか効いてないかわからない状態で眠くもなかったので、最初の1回目を飲む時は正直なめてました。2錠にしても変わらんやろ。と。
しかーし!次の日の寝覚め、やたらと眠くて寝坊ギリギリな状態で、職場について小一時間、やったら眠くて『これはやばいなぁ。。』ということで、何度もトイレに行き休んで眠気を飛ばそうとしてたのですが、さらに1時間経っても、またさらに1時間経っても全くその眠気は変わらず、結局お昼を食べた後もその症状が続きました。これはやばい! と前日に『ザイザル』をもらった薬局に直行し、どうなってるのか伺うことにしました。
疑問に思ったことは、1回に1錠飲むのと2錠飲むの、どう違うのか、単純に2錠飲んだら、効き目が2倍になるのか、あとはこの症状いつまで続くのかが心配で、その辺のことを伺ったのですが、とりあえず『人によって症状が違うのでなんとも言えないのですが』というのを前提で、この表を見せていただきました。
ザイザル錠=別名レボセチリジン塩酸塩錠 ということで、これはレボセチリジンの血中濃度の表なのですが、要は1錠分(5mg)は下のラインで、2錠分(10mg)が上のライン。効き目というか、薬の血中濃度は倍で、減衰する時間も倍に近い、ということのようです。
ということは、やはり単純計算で2錠で倍の効き目(血中濃度)になるようなので、この眠い症状状態はこの表の通り。ということなのですね。
いや〜、こんなの知らずに飲んでたなんて。こわいこわい。。
ちなみにお昼が過ぎて職場に戻ってみたのですが、結局就業時間が終わっても眠気がとれず、だるい状態が続きました。。って、2錠の方が断然症状がきついってことですね。これ。
まとめ
1錠と2錠、こんなに違うのか。という感想です。『単純に2錠飲んだら1錠の倍、なんてわけにはならんやろ。』と思っていたのですが、それに近い数値もでてますし『1錠飲んで大丈夫やったから、2錠でも大丈夫なはず!』と安易な気持ちで飲むのは控た方がよいですね。これこそまさに“ホルミシス”ですよね。(詳細はこちら)人によって効き目や症状はまちまちなので一概には言えないかもしれませんが、もし同様に、1錠から2錠に変更される方は、週末等、次の日影響があっても問題ない日に試した方が無難ですね。
ちなみにこの表は薬局でも見せてもらえると思いますが、PMDAという、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のHP(https://www.pmda.go.jp/)で確認ができます。
ここの『医療用医薬品』をチェックして検索すれば、薬の詳細がでてきます。ちなみに『ザイザル』のPDFはこれです。
っていうか、薬局の方ですらこの表の見方もいまいち分からず説明できなかったので、この『1錠と2錠の違い』は、処方する方任せにするのではなく、飲む側もしっかり調べて飲むようにしないと。ってことですね。みなさんもくれぐれも注意をしてくださいね!